抗てんかん薬。ゴロ覚え方。
フェノバルビタールは、強直間代発作。
プリミドンは、強直間代発作。
フェニトインは、Na+チャネル遮断。
カルバマゼピンは、Na+チャネル遮断。
カルバマゼピンは、三叉神経痛。
エトスクシミドは、T型Ca2+チャネル遮断。
エトスクシミドは、欠神発作のみ。
トリメタジオンは、T型Ca2+チャネル遮断。
トリメタジオンは、欠神発作のみ。
<ベンゾジアゼピン系>
ジアゼパムは、てんかん重積症。
ジアゼパムは、ベンゾジアゼピン系。
クロナゼパムは、ベンゾジアゼピン系。
ニトラゼパムは、ベンゾジアゼピン系。
クロバザムは、ベンゾジアゼピン系。
バルプロ酸は、ベンゾジアゼピン系。
ラモトリギンは、電位依存性Na+チャネルを抑制。
ラモトリギンは、グルタミン酸の遊離抑制。
ガバペンチンは、Ca2+チャネルα2δサブユニットに結合。
ガバペンチンは、グルタミン酸遊離抑制。
ガバペンチンは、GABAトランスポーター活性化。
スルチアムは、脳内の炭酸脱水酵素を阻害。
スルチアムは、CO2増大。
レベチラセタムは、シナプス小胞タンパク質2Aに結合。
ゴロ1:「フェノプロのバーガー、強烈に間食を発見!」
解説:フェノバルビタールは強直間代発作に用いられる。「フェノプロのバーガー(フェノバルビタール)で、強烈に(強直)間食を発見(間代発作)」と覚えよう。
ゴロ2:「プリンをもんで、強烈に間食発見!」
解説:プリミドンも強直間代発作に効果的。「プリンをもんで(プリミドン)強烈に(強直)間食を発見(間代発作)」と覚えるとよい。
ゴロ3:「フェニックスは、ナイナイの遮断パフォーマンス!」
解説:フェニトインはNa+チャネル遮断の作用がある。「フェニックス(フェニトイン)がナイナイ(Na+)の遮断パフォーマンス」で覚えよう。
ゴロ4:「カルビ焼き、ナイトのチャネルをシャットアウト!」
解説:カルバマゼピンはNa+チャネルを遮断。「カルビ焼き(カルバマゼピン)で、ナイト(Na+)のチャネルをシャットアウト」で記憶する。
ゴロ5:「カルビで、三越の神サービスに感謝!」
解説:カルバマゼピンは三叉神経痛にも用いられる。「カルビ(カルバマゼピン)で、三越の神サービス(三叉神経痛)に感謝」と覚えよう。
ゴロ6:「エトスのスキモデル、TシャツでCaをカット!」
解説:エトスクシミドはT型Ca2+チャネルを遮断。「エトスのスキモデル(エトスクシミド)で、Tシャツ(T型)でCaをカット(Ca2+チャネル遮断)」と思い出す。
ゴロ7:「エトスの空き地、欠席だけに集中!」
解説:エトスクシミドは欠神発作のみに効果がある。「エトスの空き地(エトスクシミド)で、欠席(欠神発作)だけに集中」と覚える。
ゴロ8:「トリメの三角帽子、TシャツのCaカット!」
解説:トリメタジオンはT型Ca2+チャネルを遮断。‘トリメの三角帽子(トリメタジオン)で、Tシャツ(T型)のCaをカット(Ca2+チャネル遮断)’と記憶。
ゴロ9:「トリメのトリッキーな欠伸、欠神のみ!」
解説:トリメタジオンは欠神発作のみに使用。「トリメのトリッキーな欠伸(トリメタジオン)で、欠神のみ」と思い出す。
ゴロ10:「ジアゼの昼寝、てんかんの重大事件!」
解説:ジアゼパムはてんかん重積症に用いられる。「ジアゼの昼寝(ジアゼパム)で、てんかんの重積症。
ゴロ11:「ジアの日記、ベンツのジープと並行!」
解説:ジアゼパムはベンゾジアゼピン系の薬物です。「ジアの日記(ジアゼパム)と、ベンツのジープ(ベンゾジアゼピン系)が並行」と覚えよう。
ゴロ12:「ラモのトリック、ナイナイに電気を抑えて、グルメのグルタミンを止める!」
解説:ラモトリギンは電位依存性Na+チャネルを抑制し、グルタミン酸の遊離を抑制します。「ラモのトリック(ラモトリギン)で、ナイナイ(Na+)の電気を抑えて、グルメ(グルタミン酸)の遊離を止める」と記憶しましょう。
ゴロ13:「ガバのペン、カルシウムのサブユニットで描き、グルタミンを節制して、GABAのトランスポートをアクティブに!」
解説:ガバペンチンはCa2+チャネルα2δサブユニットに結合し、グルタミン酸の遊離を抑制し、さらにGABAトランスポーターを活性化します。「ガバのペン(ガバペンチン)で、カルシウムのサブユニットを描き(Ca2+チャネルα2δサブユニット結合)、グルタミンを節制して、GABAのトランスポートをアクティブに」と覚えるとよい。
ゴロ14:「スルチのアイス、炭酸が溶けて、CO2が増える!」
解説:スルチアムは脳内の炭酸脱水酵素を阻害し、CO2の濃度が増大します。「スルチのアイス(スルチアム)で、炭酸が溶けて(炭酸脱水酵素阻害)、CO2が増える」と思い出しましょう。
ゴロ15:「レベルのチラシ、シナプスの2Aと結婚!」
解説:レベチラセタムはシナプス小胞タンパク質2Aに結合する効果があります。「レベルのチラシ(レベチラセタム)で、シナプスの2A(シナプス小胞タンパク質2A)と結婚」と覚えると役立ちます。
【頻出問題1】
以下の選択肢のうち、Na+チャネル遮断作用を持つ抗てんかん薬を選びなさい。
1. エトスクシミド
2. カルバマゼピン
3. プリミドン
4. バルプロ酸
5. ジアゼパム
【解説】
カルバマゼピンはNa+チャネル遮断作用を持つ抗てんかん薬であり、神経細胞の過剰な興奮を抑制します。正解は2。
【頻出問題2】
以下の薬物のうち、特に欠神発作のみに効果を示す薬物を選びなさい。
1. ラモトリギン
2. フェノバルビタール
3. エトスクシミド
4. ジアゼパム
5. ガバペンチン
【解説】
エトスクシミドは、特に欠神発作に対して効果を示す薬物であり、T型Ca2+チャネルを遮断することで効果を発揮します。正解は3。
【頻出問題3】
以下の選択肢のうち、ベンゾジアゼピン系の薬物をすべて選びなさい。
1. ジアゼパム、クロナゼパム、バルプロ酸
2. クロナゼパム、フェノバルビタール、ガバペンチン
3. ジアゼパム、ニトラゼパム、クロバザム
4. プリミドン、ジアゼパム、カルバマゼピン
5. ガバペンチン、トリメタジオン、エトスクシミド
【解説】
ジアゼパム、クロナゼパム、ニトラゼパム、クロバザムはすべてベンゾジアゼピン系の薬物であり、中枢神経系に働きかけて抗痙攣作用や筋弛緩作用、鎮静作用をもつ。正解は3。