モルヒネのゴロ覚え方◎作用機序究極まとめ
モルヒネは、アセチルコリン遊離促進。
モルヒネは、瞳孔括約筋を収縮。
モルヒネは、縮瞳作用。
モルヒネは、セロトニン遊離促進作用。
モルヒネは、大腸管平滑筋の亢進、便秘(止瀉)作用。
モルヒネは、ヒスタミン遊離作用。
モルヒネは、下行性の痛覚抑制系を活性化→痛覚情報の伝達を抑制する。
モルヒネは、延髄の金帯 (CTZ)の D2受容体を刺激。
モルヒネは、催吐作用を示す。
モルヒネの鎮咳作用は、コデインより強い。
モルヒネは、拮抗薬(ナロキソン、レバロルファン)で抑制。
ゴロ1:「モルモットは、汗、チリとりで目が縮んだ」
モルヒネはアセチルコリン遊離促進を介して、瞳孔括約筋を収縮させ縮瞳作用を示します。「モルモット(モルヒネ)は、汗、チリとり(アセチルコリン)で目が縮んだ(縮瞳作用)」で覚えましょう。
ゴロ2:「モルモット、瞳孔収縮はアセチの力」
モルヒネは、アセチルコリン遊離を促進し瞳孔括約筋を収縮させる縮瞳作用を持つ。「モルモット、瞳孔収縮はアセチの力(アセチルコリン遊離促進)」で覚えてください。
ゴロ3:「モルモット、目が小さくなる。」
解説:モルヒネは縮瞳作用があります。「モルモット(モルヒネ)、目が小さく(縮瞳作用)なる」と覚えよう。
ゴロ4:「モルモットは、セロトニンの助け手。」
解説:モルヒネはセロトニンの遊離を促進します。「モルモット(モルヒネ)が、セロトニンの助け手(遊離促進作用)」と覚えよう。
ゴロ5:「モルモットは、大腸を忙しくさせて、便秘に。」
解説:モルヒネは大腸管平滑筋の亢進を引き起こし、便秘作用があります。「モルモット(モルヒネ)は、大腸を忙しく(大腸管平滑筋の亢進)させて、便秘に(止瀉作用)」と覚えよう。
ゴロ6:「モルモット、ヒスタミン出しまくり。」
解説:モルヒネにはヒスタミンの遊離作用があります。「モルモット(モルヒネ)、ヒスタミン出しまくり(ヒスタミン遊離作用)」と覚えよう。
ゴロ7:「モルモットの痛みを抑える、へなちょこ」
モルヒネは下行性の痛覚抑制系を活性化し、痛覚情報の伝達を抑制します。「モルモットの痛みを抑える、へなちょこ(下行性)」で覚えましょう。
ゴロ8:「モルモット、延髄の金の帯で二日酔い」
モルヒネは延髄の金帯(CTZ)のD2受容体を刺激して、催吐作用を示します。「モルモット、延髄の金の帯(金帯)で二日酔い(催吐作用)」で覚えましょう。
ゴロ9:「モルモット、吐き気を起こす。」
解説:モルヒネには催吐作用があります。「モルモット(モルヒネ)、吐き気を起こす(催吐作用)」と覚えよう。
ゴロ10:「モルモットの咳止め、コデインより上手。」
解説:モルヒネの鎮咳作用はコデインよりも強力です。「モルモット(モルヒネ)の咳止め、コデインより上手(鎮咳作用が強い)」と覚えよう。
ゴロ11:「モルモット、ナロキ、レバーで止まる。」
解説:モルヒネの作用は拮抗薬(ナロキソン、レバロルファン)で抑制されます。「モルモット(モルヒネ)、ナロキ、レバーで止まる(拮抗薬で抑制)」と覚えよう。
関連ゴロ。
【頻出問題1】
以下の選択肢のうち、モルヒネに関する説明として正しいものを選びなさい。
- モルヒネは、瞳孔を拡大させる作用がある。
- モルヒネは、痛覚情報の伝達を増強する。
- モルヒネは、催眠作用を示す。
- モルヒネは、ヒスタミンの遊離を抑制する。
- モルヒネの作用は、ナロキソンで抑制される。
【解説】
モルヒネは痛覚情報の伝達を抑制し、瞳孔を収縮させる作用があり、その作用は拮抗薬であるナロキソンで抑制される。正解は5。
【頻出問題2】
以下の選択肢のうち、モルヒネに関連する腸管の作用について正しいものを選びなさい。
- モルヒネは、大腸管平滑筋の弛緩を引き起こす。
- モルヒネは、便秘の原因となることがない。
- モルヒネは、大腸管平滑筋の亢進を引き起こし、便秘作用を示す。
- モルヒネは、下痢を引き起こす作用がある。
- モルヒネは、胃酸の分泌を亢進させる。
【解説】
モルヒネは大腸管平滑筋の亢進を引き起こし、その結果、便秘作用を示す。正解は3。
【頻出問題3】
モルヒネに関する以下の選択肢の中から、神経伝達物質の遊離に関する説明として正しいものを選びなさい。
- モルヒネは、ドパミンの遊離を促進する。
- モルヒネは、セロトニンの遊離を抑制する。
- モルヒネは、アセチルコリンの遊離を促進する。
- モルヒネは、GABAの遊離を抑制する。
- モルヒネは、ノルアドレナリンの遊離を促進する。
【解説】
モルヒネはアセチルコリンの遊離を促進し、セロトニンの遊離も促進する。正解は3。